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相手の気持ち考えよう いじめ防止へ模索続く

相手の気持ち考えよう いじめ防止へ模索続く
2007年02月12日13時03分 asahi.com

いじめをどう防ぐかは永遠の課題だ。事件が相次ぐなど注目が集まった時だけでなく、息の長い取り組みが問われる。いじめは良くない、と児童・生徒に教え込むのではなく、「相手の気持ちになり、自分で考える」ことを目指した例を紹介する。

■対話型教材から―「自分」「みんな」書き合う

 B5判の表紙には、心細そうなヤギの写真が載っている。見開きで、左側が「問いかけ」、右側にはそれに対する「わたし」の気持ちと「みんな」の気持ちを書く欄がある。「問いかけ」は、「いじめられるのは自分が悪いからだろうか」「いじめると気分が悪いのに相手を見るとムカつくのはなんで」など、15項目ある。

 冊子「さあ、今から『いじめ』について考えよう。」。群馬県太田市と、旺文社(東京)が同市内に置く編集室が共同で発行した。市内の小中学校が、道徳の授業やホームルームで使っている。

 市立沢野中央小を訪ねた。2年生の道徳の授業では、いじめを見た男の子の心の葛藤を描いた教科書の作品を読んだ後、冊子を使った。

 取り上げた問いかけは「いじめてる子に『やめなよ』って言うと、自分がいじめられそうで恐い」。その下には、「心の声」が吹き出しで書かれている。「実際にそういう子いたからね」「『やめなよ』って言えるけど最初の一人になるのはちょっと」「じゃあみんなで『やめなよ』って言えないの?」

 担任の佐藤玲子教諭が「いじめを見ている子に向かって、思うことを書いてみようか」と声をかけた。児童一人ひとりが「わたし」欄に気持ちを書いた後、隣の席の子と冊子を交換し、「みんな」欄にコメントを書きあった。

 「ぼくはいじめをなくした方がいいと思います。だけどたまあにじぶんもやるときもあります」。ある男子の書き込みに、こんな言葉が返ってきた。「よのなかにそんなことがあるなんてわたしもやです。ほんとはみんないじめのないせかいにしたいとおもっていると思います」

 「わたしはいじめのないじんせいをおくりたいです。みんなわたしのことをいじめます」。そう書いた女の子は、隣の子が書いてくれた言葉を見て表情を緩めた。「ぼくはくやしいきもちやかなしい気持ちはわかるよ。こんどかなしいことがあったら、たすけてあげるよ」(一部略)

 同校の川上みさい教頭は「いじめは10年に一度くらい注目されるが、それが過ぎると忙しさにまぎれて十分な指導ができなくなる。こういう教材があれば授業を見つめ直すきっかけになる」と評価する。

 いじめに関する悲しい事件が続いた昨年11月、編集を始めた。旺文社編集室の前原千晶編集長は「自分とは違う気持ちを持つ人がいることに気づいてほしくて、『自分』と『みんな』の気持ちを書く欄を分けた」と話す。

 宮城県気仙沼市もこの冊子を使い始めた。自治体などで使いたい場合、実費で製本できる。問い合わせ・申し込みは編集室(0276・33・7717)へ。

■生徒同士でカウンセリング―気軽に悩み相談、聞き方も学ぶ

 2人一組で向かい合って座る。1人がカウンセラー、1人は相談者の役割を務め、記録係が控える。

 「クラスの中で浮く、みたいになっちゃって」

 「それはきついね」

 中央大学杉並高校(東京都杉並区)が土曜日の講座で3年前に始めた「ピアカウンセリング」。ピアは「仲間」の意味で、学校の生徒同士で悩みを打ち明け、相談に乗る手法だ。イギリスなどでいじめの防止に効果が上がっている。

 講座では架空の相談事でよいが、30分のカウンセリングの間に、心に秘めた悩みを話し始める生徒が多い。同じ学校の仲間なので、気軽に打ち明けられるようだ。

 相手の話をじっくり聞く方法や相づちの打ち方、嫌がることは告白させない技術を学んでいく。守秘義務などカウンセリングに欠かせないことも強調され、聞いたことは絶対に他人には言わない。ただ、「自殺したい」など命にかかわることは、スクールカウンセラーらに相談する。

 「医者ではないので診断する立場ではありません。私が何とか解決してあげなくちゃと思わずに、一緒に考えることが大切です」。指導している中央大大学院生の中村麻衣子さん(36)がこう話すと、生徒たちは真剣に聴き入った。

 高2の脇本恵さん(16)は「そうなんだねって同意するだけで、相手は安心する。普段の生活にも役立つと思う」。講座を受けて3年目の桐ケ谷あすみさん(18)は、同級生らから悩みを打ち明けられることが多くなった。「最初は一緒に落ち込んでいたけれど、自分で抱え込まない方法を教えてもらった。相手の力になれていると思うとうれしい」

 講座に参加した動機を生徒に尋ねたところ、「中学にはスクールカウンセラーがいたが、相談できなかった」「学校のことも生徒のことも全く知らない相手に相談できるわけがない」「悩みがあっても家族には絶対言えない」といった声が返ってきた。

 講座を担当する中央大文学部の横湯園子教授(心理学)によると、日本のスクールカウンセラーは、登校拒否など顕在化した問題を抱えた子の相談にのるケースが多い。「生徒によるピアカウンセラーを育てていけば、もっと気軽に相談できる。隠れたいじめとか、いじめの芽などを発見できるようになる」と話す。

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  1. 2007/02/12(月) 00:06:40|
  2. いじめ・不登校
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